こんにちは
滋賀県大津市尾花川
整体院 あろまりえ です。
眠れないとお悩みの方へ
最近、「よく眠れない」というお悩みの声を複数お聞きしました。
「寝付けない」
「夜中に目が覚めて眠れない」
「明け方早く目が覚めてしまう」
いずれも、睡眠不足は疲労回復には大敵です。
実は、私も、今年の春、よく眠れない時期がありました。
そんな時、薬膳の知識が役に立った事があるので、今回は、「不眠」について薬膳料理の観点から情報をお伝えできたら、と思います。
薬膳とは
薬膳は、中国伝統医学(中医学)をもとにしたひとつの治療法です。
中医学の基本は、『氣・血・津(水)』といわれる
エネルギーを整えるところから始まります。
『氣・血・津(水)』が充実している事が健康で、どれかが足らなくなると、未病の基(体調不良)と考えます。
ただ、日本人は全般的に胃腸が弱いため、中国で発展した薬膳料理をそのままコピーすると、吸収できずにかえって、胃腸の負担となる事があります。
日本人に合った調理法として、私が今学んでいる薬膳は
・土鍋炊飯
・重ね煮調理
・よく噛む事
・季節に合わせた食材を取り入れる事
・症状に合わせて弱っている臓器を助けること
です。
血の不足が不眠に現れる
そして、今回の不眠を取り上げた時
弱っている臓器とは、「肝(かん)」と「心(しん)」です。
肝は、「血」を造り貯める臓器です。
また、自律神経と深く関わりがあり、「氣」を巡らせる臓器でもあります。
肝が弱ると、食欲不振やメンタル不安定、不眠、多夢、頭痛、めまいなどが起きやすくなります。
季節で言うと、「肝」が弱るのは実は春とされています。
心(しん)は、血管を主ります。
血を造り、血を巡らせ、血管の動きを主ります。
心が弱ると、動悸がしたり、やたらと汗をかいたり、顔色が悪くなったり、不眠・多夢、物忘れ、
ザワザワと気持ちが落ち着かなくなったり、などが起こります。
心が弱るのは、「夏」とされています。
春に肝が弱って血液を作り出せず、
夏に心が弱って血管・血脈を主ることができないと
眠りが浅い、眠りにくい、という症状が出やすくなるということです。
今からでも、血を造り、血を巡らせる食材を取り入れましょう。
造血作用のある「肝」を補う食材は
にんじん
ほうれん症
パセリ
黒豆
葡萄
レバー
豚肉
マグロ
うなぎ
イカ
タコ
赤貝
あさり
しじみ
牡蠣
スッポン
ひじき
鶏卵
貧血予防でよく聞かれる食べ物が多く挙げられています。
これらの食材を、組み合わせながら、どんなメニューができるかを考えるのも楽しいかもしれません。
いつも同じ食材ではなく、まんべんなく色々と取り入れる事が大事とのこと。
血を巡らす「心」を補ってくれる食べ物は
百合根
アーモンド
蓮根
くわい
小豆
豆腐
あん肝
豚の心臓
緑茶
ジャスミン茶
紅茶
コーヒー
白い物、や、実際の心臓、そして、ホッとする飲み物があげられていることが納得ですよね。
上記は、日常で取り入れやすい食材からお勧めしましたが、本格的に眠れないと悩んだ時は、漢方で「竜眼肉」「当帰」が役立ちますよ。
そして、もう一つ大切なことは、
血液を消耗させないこと
実は食材から血液を造り出すのには時間がかかるそうです。
今日取り入れた食材がすぐ血液になるのではなく、日々、積み重ねている中でようやく血液になるのだとか。
血液を造り出すことをしながら、同時に、血液を消耗させない習慣が大事なのです。
そのためには、
目を疲れさせないこと
つまり、スマホやPC、テレビ画面などで目を消耗させないことが
大切なのです。
寝る前に布団でスマホを観ながら過ごすと、
私もつい、やってしまいがちだったんですが…💦。
スマホは、手の届かないところにおいて、眠りにつく習慣をみにつけることで、よく眠れるようになりましたよ。
今回は、「不眠」について、薬膳料理の知識からお話をしました。
もちろん、整体施術で自律神経を安定させることもできますので、お悩みの時はぜひ、ご相談くださいね。
本日も、ご来院くださり、ありがとうございました。
整体院あろまりえ
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