腰の痛みはどこにある?

具体的に痛みの正体を知っていくことで、原因がわかり、対処がわかります。

まず、あなたの腰の痛みが具体的にどこなのかを見つけてみましょう。指一本で示すとしたら・・・、骨盤の上?臀部?左右どちらか?中央か?
また、何をする時が最も痛いのでしょうか? じっとしていても痛いのか?動かすと痛いのか?

動かして痛いのだとしたら、しゃがんだ時に痛い?腰を反らすと痛い? 左右に倒したり、捻った時の痛みはどう?

痛みは、どんな痛みでしょうか?
引っ張られた痛みなのか、詰まった様な痛みなのか?または痺れの様な感覚なのか?
何かのきっかけで急に起きた痛みか、長年の慢性痛なのか?

改めて、ご自身の腰痛と向き合ってみましょう。

腰痛の種類 (筋・筋膜性の痛みと、背骨(脊柱)由来の痛み

腰痛には、
①筋・筋膜性由来の痛みと、
②背骨(脊柱)由来の痛みと
があります。
筋・筋膜性の腰痛は、骨盤周りの筋肉が使い痛みなどで疲労が溜まり、痛みを出した状態です。
ぎっくり腰も、筋・筋膜性の痛みです。

脊柱(背骨)由来の痛みで知られるのが、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、すべり症、分離症です。

椎間板ヘルニアは、背骨の間にあるクッションの様な物(椎間板)が飛び出て神経にあたり痛みが出る症状です。

脊柱管狭窄症は、背骨(脊柱)の内側にある管が狭くなり、その中を通っている神経(脊髄)を圧迫して痛みが出ます。

分離症は、背骨(脊柱)の後方にある突起部分が折れて分離し、神経を刺激して痛みが出ます。

すべり症は、分離症で分離した部分が滑って位置がずれることで神経が刺激され痛みが出ます。
脊柱の分離がなくても、脊柱がすべる場合(変性すべり症)もあります。

腰痛の原因は

筋・筋膜性の腰痛は、日常生活の中で、正しい身体の使い方ができず、筋・筋膜が疲労して緊張することが原因で起こります。
背骨(脊柱)の腰痛は、いずれも背骨の状態が悪化することによる症状ですが、ここで大切なのは、背骨の状態を悪化させた身体の使い方に目を向けることです。
ひと時痛みどめやブロック注射で痛みをごまかしても、たとえ手術をしたとしても、体の使い方が悪いままでは、また同じ症状になってしまうからです。
体の使い方とは、筋肉の使い方です。
個々人の、生活習慣と、姿勢、身体の動かし方のバランスで、腰痛の原因となる筋肉は様々です。
筋肉は、表層・中間層・深層と、多くの筋肉が重なり合って構成されています。単純に一つの筋肉を緩めるだけではないのです。

表層筋

深層筋

腰痛の改善策

まずは骨盤が前後、左右に動きやすくする状態を作る必要があります。
また、骨盤と連動して動く肩甲骨や、頚椎、足部の動きも重要になります。
骨を動かすのは、全て筋肉です。
筋肉の緊張をほぐし、正しい動きを身体に覚えさせることが大切です。

腰を揉むだけでは治らない

ここで、重要になるのは、ほぐす筋肉がどこかということです。
これまで多くの腰痛患者様をみてきましたが、腰痛の箇所と原因になる筋肉は異なっています。
・お尻の筋肉の緊張から、胸腰筋膜をひっぱり、腰が痛くなっているケース
・背中が丸くなり、肩甲骨が動かなくなっている状態で、腰が引っ張られているケース
・足部の歪みから、歩き方のバランスを崩し、腰痛につながっているケース
全て、腰部の筋肉だけが原因で起こった腰痛ではありません。
むしろ、引っ張られている側の腰部の筋肉を揉みほぐすことで、腰痛が悪化することすらあるのです。
人それぞれの生活習慣から、腰痛になっている原因筋を特定し、改善していく必要があるのです。

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