膝が痛いのに、膝を触らないって?!
なんて、衝撃的な言葉から始まりました。
整体院あろまりえ 竹中理恵です。
今日のテーマの膝痛のお話に戻しましょう。
これは、今日こられた患者さんのご様子です。
50代女性のB様は、以前階段から落ちて大腿部骨折をされた経験があります。
骨折が治癒してから、しばらく経って膝が痛くなりました。
様々な治療院を経験されて、当院に来院くださいました。
現在も、お仕事をされており、日常的に膝をつくことも多くあります。
膝の痛みがどこから来るのか、丁寧に診ていきました。
まずは、骨盤から膝に向かってついている大腿部前面の筋肉を押圧していきました。
一つ一つ触って行ったところ、特に痛みを感じられたのが、
内側広筋という筋肉。(青色になっている筋肉)
膝上を覆っている、大腿直筋を消して、内側広筋の起始・停止点が見えるようにすると
こんな感じです。
つまり、大腿骨から膝の骨に向かって伸びている、内側の筋肉。
ここに、強い痛みがあったのです。
しかも、膝に近い方ではなく、限りなく骨盤に近い場所に圧痛がありました。
また、それ以外にも、大腿筋膜張筋や、足底筋膜にも緊張がみられました。
それらを緩めて、痛みが出ていたしゃがむ動作をしてもらったところ…
「痛くない!」
この間、膝そのものは触っていません。
Bさんには、骨盤に近い場所の太腿前面の筋肉を緩める方法と、
足裏を緩める方法をお伝えしました。
これで、大腿部骨折をして以来、長年に渡って出ていた
膝周囲の不調が改善されるよう、心から願っています。
引き続き、治療をしながらBさんのセルフケアをサポートします。
今日も、コラムをご覧くださってありがとうございました。
明日も、元気な毎日を応援します。
あろまりえ